ちゃらっごわした~おごじょ(^_^)
映画の紹介です
映画情報
映画名 七つの会議
監督 福澤克雄
公開日 2019年 2月 1日
時間 1時間58分
出演 野村萬斎, 香川照之, 及川光博
評価
☆☆☆☆☆
あらすじ
都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)
最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢をトップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、意に介することなく気ままに過ごしていた
営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、突如として八角がパワハラで坂戸を訴え、彼に異動処分が下される
そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する
感想
今話題の「半沢直樹」シリーズなどで知られる作家・池井戸潤の小説を原作にしたミステリー映画です
やはり、池井戸潤作品は面白いです
正義を語ることの難しさや、そもそも正義とは何なのかを考えさせられました
この作品の妙に現実味があるところは、不正を暴いたからといって組織がすべてクリーンになりましたと単純には終わらなかったところです
企業の闇の部分にスポットを当てていて目が離せない展開になり、鑑賞時間もあっという間でした
ラストのセリフが心に刺さりました
『この世から、不正はなくならない 絶対に
人間はおろかな生き物で、会社の上司が世間一般の常識と違う間違ったことを言っても、侍の生きざまのように上に従うことがDNAに刻まれてしまっている体質がある
忠誠心といえば聞こえがいいが、持ちつ持たれつの関係が小さな日本国を先進国まで押し上げてきたところもある
不正はなくならないが、減らすには、【ひたすらガキみたいに言い合っていくしかない】』
大人になると会社に合わせて働いて、子どもの頃と比べて大人になると自分の意見をいう機会や不満やおかしいなと感じる懐疑的な感覚が鈍くなる気がします
ねじ一本の不正でも、会社の不正は人の命に関わる大きなことです
プライドを持って働いていこうと考えさせてくれる作品でした
ちなみに、作中に出てくるドーナッツが美味しそうで映画鑑賞後にドーナツを作って食べました