瀬尾まいこ

【書評】強運の持ち主~瀬尾まいこ~

ちゃらっごわした~おごじょです(・・)
本の紹介です。

書籍の情報

書名 強運持ち主
著者 瀬尾まいこ
出版社 文藝春秋
発売日 2009年05月08日
ページ 272

評価

★★★★☆

あらすじ

ショッピングセンターの片隅に場所を構える元OLの占い師、ルイーズ吉田。子供から大人まで様々な悩みを持つ人たちが訪れて……。
元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年……。じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった1冊。

印象に残った言葉

悩みなんて人に話せた時点で半分は解決だから

ちょっぴり秘密にしてる部分を誰かに話すのは楽しいことなのかもしれない

終わりなんて日常にごろごろしているわよ。それをわざわざおしまいと呼ぶかどうかよ。普通の生活におしまいはつきものなの。そう騒ぎ立てることでもないわよ

感想

瀬尾まいこさんは好きな作家さんの一人です

柔らかく、優しい、温かみのある言葉でふんわりと包み込んでくれて、読書後は胸の中がじんわりと幸福感が染み渡っていくような作品を描く作家さんです
明るくて前向きな気持ちにさせてくれ、疲れた時に癒してくれる瀬尾まいこさんの作品が私の人生には外せません!
瀬尾まいこさんの作品はどの作品も最初の一文で引き込まれます
妙に現実味があり、サッパリしてて、肩の力がすっと抜けるような不思議な魅力が詰まった瀬尾まいこさんのシリーズ本を読む手が止められなくなります
生きていると、自分の中にすでに答えがあっても、躊躇する場面って結構多いと思います
私は占いを信じない人ですが、最後の一押しを期待する人の弱さ、誰にでもある感情だと思います 
そんな役割はかえって赤の他人の方がいいと考える気持ちもわかります
ミステリアスな占い師の話ではなく、カウンセラーの様な占い師の話で占い師に対するイメージが少し変わりました
強運とは運の強さじゃなくて、自分の人生関わっている人、出会った人の存在があること自体の事で、ちゃんと大切にしていく意思の事なのかなと感じました